ドメインやＱＲコードから-1
アーバンビレッジにてホームページを作成いただいた方へ、ホームページの活用方法やビジネスに役立つ情報をお送りしています。
売上アップ、利益アップのためのヒントにして頂ければ幸いです。
ホームページをせっかく作ったのですから、有効に活用して、あなたのビジネスにお役立てくださることを願っています。
先日、平日の夕方、神戸元町の駅で、とある女性がポケットティッシュを配っていました。
ポケットティッシュには、近くにできる皮膚科クリニックの開院のお知らせのポケットティッシュサイズの公告が挟まれています。
そして、このポケットティッシュを見て、いくつかのマーケティング施策がされていることに気が付いたのです。
1つは、ポケットティッシュを配っている場所と時間です。
元町駅近くにできるクリニックなので、元町駅を利用する人。
それも、平日の夕方ということは、元町駅を利用しているビジネスマンをターゲットにしていることが伺えます。
もし、土日祝日や平日昼間にティッシュ配りをすると、付近で勤務するビジネスマンがティッシュを受け取る割合は少なく、観光客やたまたま通りを歩いていた人の割合が多くなるので、「元町駅を利用するビジネスマン」としたターゲットに情報が届くのは少なくなってしまいます。
なので、平日の夕方に元町駅のそばでティッシュ配りを行うことは、より多くの潜在顧客にポケットティッシュの広告を届けられるということになりますね。
2つ目は、公告にQRコードが貼られている。
ポケットティッシュに挟まれるメモ広告は、小さいものなので、訴えることができる情報には限りがあります。
このメモでは、開院イベントの告知とともに、クリニック名や連絡先、所在地、そしてQRコードが貼られています。
そのQRコードを、スマホを使って帰宅する電車の中で読み取ると、このクリニックのホームページに繋がります。
そうすると、ポケットティッシュの小さなメモ広告では訴えることができなかった情報（例えば、ここのクリニックの地図、どんな皮膚トラブルが治療できるのか？などなど）が載ったホームページにたどり着きます。
これは、小さなポケットティッシュの公告からホームページに誘導し、潜在顧客に向かってより詳しい情報や、コンセプトや思いを訴えかけることに成功しているのです。
ただ、これを行うためには、前提として、ホームページ自体を作成していること、ホームページがスマホ対応（PCやスマホ・タブレットなど、見る機器に応じて自動で見やすいように最適化されるレスポンシブデザイン対応）をしていることが必要です。
アーバンビレッジが作るホームページでは、このレスポンシブデザイン対応となっていますので、これらの条件をクリアしていますね。
ただ、このポケットティッシュで、少し疑問に思った点があります。
新規開院イベントが告知されていますが、それがヨーヨー釣りなどの子供向けイベントだということ。
ということはターゲットとしては、元町駅を利用したビジネスマンで、子供を持つお父さんやお母さんだということなのでしょうか？
皮膚のメンテナンスもされているようなので、お肌のトラブルを気にする独身女性にも来院を促したいところだとは思いますが・・・となると子供向けイベントでの来院誘致というはどうなんだ？と疑問に思います。
肌のトラブルを抱える方というのは、一時的なものではなく、慢性的に、もしくは定期的にトラブルに見舞われる方が多いので、子供を持った親で肌のトラブルを抱えている人に対して、イベント開催時にクリニックへ来院誘導をするということなのかもしれませんが・・・
しかし、子供向けイベントなので子供がいない人にとっては、そのイベント内容はどうなのか？
慢性的ではなく、イベント開催時において肌のトラブルが発生していない潜在顧客にとっては、イベント開催のタイミングに合わせてクリニックに行くのはハードルが高いように思うのですが・・・
マーケティングでは、ターゲットを絞り込んだ施策が重要となってきます。
しかし、子供を持つ親で慢性的に肌のトラブルを抱えており、元町周辺のビジネスマンというところまでターゲットを絞る必要があったのか？
もしくは、そこまでターゲットを深く考えずにイベント開催をしようとしているのか？
もし、私がマーケティング担当であれば、新規開院イベントへの誘導ではなく、「初回来院時の際に、ホームページに設置したチケットを提示してもらうことで、スキンケアグッズやスキンケア用品、肌のお手入れの方法をまとめたリーフレット」をプレゼントしますと、ポケットティッシュの広告メモにメッセージを入れます。
そうしたメッセージを入れることで、潜在顧客にホームページへを見てもらうこと、ホームページを保存（ブックマーク）してもらうこと、へ誘導したいと思います。
今回の話題はいかがだったでしょうか？
売り上げアップするために、
あなたのビジネスのターゲットは誰なのか、いつ、どこにいるのか。
ターゲットは何を求めているのか、を具体的にイメージし、施策していくことが大切だと思います。
今回の話題が、あなたのビジネスに役立つことを祈っています。
最後まで、ご覧くださいまして、ありがとうございます。
これからも、あなたのビジネスにお役立ちできそうなお話をお届けしたいと思っています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
アーバンビレッジ 平野秀昭
